石破氏、使途非公表の政策活動費見直しに前向き 立憲民主・長妻氏「今回の問題は法律違反だ」

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長妻氏:この問題は大切だ。ただ、今回、この(政策活動費の)話は、屁理屈で出てきたと思っている。

橋下氏:そうだ、屁理屈だ。

長妻氏:派閥から政策活動費をもらったから合法なんだというが、政策活動費は政党からしか出せない。しかも、今回、派閥から政策活動費をもらったと言っても、その金額はキックバック差額分とぴったり合っている金が返ってきている。この屁理屈に乗る必要はない。罪を逃れるために言っている。

橋下氏:弁護人として言うと、確かに派閥からの政策活動費はダメなのだが、派閥が一旦政党に寄付をして、政党から政治家個人に政策活動費を出し、派閥から政党、政党から政治家個人、ここ不記載でしたと(いう形をとれば)、どのみち会計責任者は不記載罪を問われるので、いくらでも屁理屈が通ってしまう。

松山俊行キャスター(フジテレビ政治部長・解説委員):今回の場合、政党から直接議員に政策活動費が入ったという話とは別だ。派閥からの金を政策活動費だと勘違いしてたと、そういう認識だったということで問題になっている。そこはちょっと切り分ける必要がある。

長妻氏:そうだ。別だという前提で、確かにこの政策活動費も変えていかないといけない。国会議員に対して、基本的に誰も直接寄付してはいけない。ただし、政治資金規正法21条二項で政党だけは例外的に国会議員に寄付できるという条文がある。

橋下氏:だから二項を削るだけでいい。

(写真:FNNプライムオンライン)

透明性を欠く現状ではいくらでも屁理屈が通ってしまう

長妻氏:政策活動費は非合法ではない。法律に規定されている。ただ、では一体何に使ったのかというのが非常に不透明になっている。そういう問題意識を我々も持っているので、これをどう変えていくかはこれから検討していく必要がある。

松山キャスター:政治資金規正法では政党から議員への寄付は許されているが、透明性が足りないという議論だ。

石破氏:政治資金規正法21条の問題は、その通りだ。政党からならば(寄付して)よいということをどう考えるか。今までのことは今までのこととしてきちんと明らかにするが、これから先どうするかということはまさしく政治資金規正法の21条に収斂していくのだろうと思っている。きちんと事実を解明するということと、これから先の立法論をどうするか。この二つをきちんとやっていかねばならないという実に当たり前の話だ。

橋下氏:領収書など、使い道がきちんと公開されないと(ダメだ)。政治家はみな政策活動費を適正に使ったと言うが、透明性が最大のポイントだ。

石破氏:そこは議論しよう。そこはある。それをどう使ったか、それがどのように政治に対していろんな影響を持ってきたかということは確かにある。政策活動費としてブラックボックスみたいになってることをどうするのかということ。それと、与党と野党であまり差があるのはいけないと思っている。資金面でもそうだし、政策のサポートにおいてもそうだ。資金の面であまり差があるような仕組みはどうなんだろうね、ということもあわせて今回きちんとしたい。

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