ただし、リストをつくった後で休憩したいと思ったら、本当に休憩を取るようにすることが大事です。肝心なのは「すぐにやめてもいいのだ。取りかかるだけなら難しいことではない」と思えることです。
具体的な行動をやることリストに載せる
人は壮大な目標を前にすると、怖気づいて一歩を踏み出せません。課されたタスクがうまくできないと思うと、先延ばしにしがちです。もっと小さな目標に切り分けることが肝心です。やることリストの各項目は、20~60分で終わるくらいにまで小さくしましょう。
ここで、大きなタスクを小さく分ける際のヒントを出しておきます。提案したいのは次の3つの考え方です。
タスクには、段階またはステップに分けて考えるのがよいものがあります。たとえば、プロジェクトのレポート作成は、調査、構想、執筆、編集という4つの段階に分けられます。
ステップの順番どおりに行うのではなく、カテゴリーごとに行ったほうがよいタスクもあります。
また、部分に分けざるをえないタスクもあります。つまり、タスク全体としては巨大なものを、あえて細かく分けることで扱いやすくするのです。プロジェクトのレポートを書く段階にいるのであれば、その段階を部分に分けることができます。5つの問題のかたまりが3つあるような課題であれば、15の問題に分けて考えてもよいでしょう。
タスクを段階、カテゴリー、部分のいずれに分けるのであれ、分けたタスクは具体的に書くようにしましょう。タスクに取りかかるときに、何をすべきかを考え込まなくて済むことを目指しましょう。
たとえば、タスクを「政治学の小テストを見直す」と書いてはいけません。どうやって見直すのでしょうか? これでは、テストを読み直すのか、ノートを読むのか、それとも要点をまとめるのか、はっきりしません。
タスクは具体的で、比較的短時間で終わるものに。先ほど「20~60分で」と言いましたが、これは絶対ではありませんし、研究に裏づけられた数字というわけでもありません。「簡単だ、大したことない」と自分に錯覚させるためなら、こだわらなくていいのです。
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