部下もうんざり「仕事をやたら急かす人」の問題点 仕事を急かさずスピードアップさせる上司も
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仕事を急かす上司の下で働く部下は、なぜ伸びないのでしょうか(写真: KY / PIXTA)
上司の立場からすると、部下の仕事が進んでいるのかどうかは気になるものです。頼んだ仕事をはやく進めてほしいこともあるでしょう。そんな時、仕事ができる上司はどのような声掛けをしているのでしょうか。今回は、安達裕哉氏が上梓した『仕事ができる人が見えないところで必ずしていること』から、圧力をかけずに部下の仕事をスピードアップさせる声掛けのコツを紹介します。
「急かす」と「スピードアップ」は違う
あらゆる会社に、けっこうな確率で、仕事を急かす上司がいる。カッコ内は部下の心の声だ。
上司:こんな仕事3日でできるだろう。
部下:……はい(いやいや、3日なんて絶対無理だから)。
上司:このプロジェクトは、1か月でやれ。
部下:……頑張ります(いやいや、言っていることを実現しようとすると、最低3か月はかかるから)。
もちろん、「早く仕事をしろ」と言う上司の気持ちもわかる。また、「ひょっとして部下が怠けているのでは」と疑心暗鬼になる上司もたくさんいるだろう。
しかし、上司に急かされても、実際に仕事はまったく早くならないばかりか、かえって部下が上司への対応策を考えるために余計な時間を使うハメになる。
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