「親しくない上司」と"30分以上"会話を続ける秘策 "目上の人"と「失礼なく深い話」する"5大質問"

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もちろん察しております。

「メリットはわかるが、1時間はさすがに……」と考えているあなたに今回はとっておきの手法をお伝えします。

その手法とは、「相手の過去の歴史を深掘りする」です。

なぜ、この手法が最も良いのかというと、そもそも人が話している会話は「1:過去の話」「2:現在の話」「3:未来の話」のいずれかに分類されます。

この中で、相手から急に質問を受けて最も話しやすい話題は「1:過去の話」だという方が多いのではないでしょうか。

相手のことを知り、関係性を深めていくためには「相手がどんな人物なのか?」を知る必要があります。「1:過去の話」をどんどん引き出し理解していくことが重要です。

相手のことを深掘りできる5つの質問

また、もう1つメリットがあります。

それは、「不必要な誤解が解ける」というところにもあります。

例えば、①のシーンで役員の方と長時間ご一緒する場合、自分が若手社員であればあるほど、役員という生き物を「かけ離れている存在」「全知全能」などと、少し誤解を抱いている方も多いのではないでしょうか?

そんな若手の方でも、役員の方の過去を深掘りしていくと「あれ、同じようなことで過去悩んでいたのか……」と自分と同じなのかと身近に感じることもあります。

また、「他人に厳しいのは過去に厳しくされたからか……」など、経路依存性が原因で周囲に厳しくしていることなど背景を理解することで、相手のことを少し許容できたりするわけです。

さて、ここからは具体的にどのような質問で過去を深掘りしていくのか。一緒に考えていきましょう。

1:どんな学生時代だったのか?

2:新入社員の頃は、どんな社員だったのか?

3:自分と同世代の頃は、どんな社員だったのか?

4:仕事の価値観を変えた経験は?(失敗・成功)

5:なぜ、役員になれたのか?

このような質問をどんどん投げかけていきます。もちろん、話している中で相手の回答をさらに質問で深めながら進めます。

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