「膝をたたくだけ」医師が勧める簡単すぎる健康法 最近注目の「若返りホルモン」が期待できる

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正論を言えば「“継続”こそが最高の健康法」です。

どんなにすごい健康法も、続けなければ結果は出ません。反対に、一見すると地味なことでもコツコツと続ければ効果が現れてきます。

ウォーキングでも、腹筋マシンでも、スクワットでも、やり続ければ何でもプラスの効果はあるはず。結局、何をやるかというメソッドよりも、まずは続けられることが大事なのではないでしょうか。

しかし、それがいちばん難しいのです。

かんたんさを突き詰めた「ひざたたき」

では確かな効果が期待できて、圧倒的に続けやすいことはないのか?

どこかに通う必要もなく、筋力や体力に自信がなくてもできて、ケガをするリスクも少なく、時間も場所も選ばない。誰でも一生続けられるような、どんなトレーニングや体操よりも、もっともっとかんたんな方法……そんな今までにないくらいかんたんな健康法を考えた末に行き着いたのが、「ひざたたき」です。

ヒントは「骨」にありました。

私は整形外科医、美容皮膚科医として日々患者さんと接しています。高齢の患者さんは筋力や骨が衰えていることが多いので、「骨が健康の土台ですよ」「少しでも骨を鍛えましょうね」とお話しします。

骨を鍛えるには軽くたたいたりして衝撃を加えるのが効果的なのですが、実はこの「たたくだけ」のやり方に、骨を鍛えるだけでなく、認知症や糖尿病を予防したり、脂肪を減らすなど、非常に幅広い効果が期待できることがわかってきたのです。

驚きの効果の秘密は「若返りホルモン」といわれる「オステオカルシン」「オステオポンチン」にあります。

オステオカルシンはNHKの連続テレビ小説『おかえりモネ』のなかで出てきたので、ご存じの人もいるかもしれません。坂口健太郎さん演じる菅波先生が「記憶力の向上が期待できる」と語っていました。

この若返りホルモン、他にも多くのポジティブな効果をもたらすことが最近の研究で明らかになってきています。

(『ひざたたき 世界一かんたんな健康法』より)

実は骨というのは、単なる硬いかたまりではありません。生きた細胞でできていて、ホルモンの分泌を通して体のいろんなところに元気になるメッセージを送る、いわば臓器なのです。

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