杉咲花が主演熱望、映画「市子」に込められた想い 原作の舞台も話題に、戸田彬弘監督に話を聞く

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ただそのときは彼女のために物語を作ろうっていう意味合いでやっていたので、視野がものすごく狭かったというか。映画化をするときに、彼女が道を外れたことをしてしまう場面もあるので。

そこに加担するような印象で映画を見てほしくないということがあり、それは取りたかったんです。それで『市子』というシンプルなタイトルでいきたいと言いました。

国を越えて「市子」が広がっている

それが今や、いろんな人から『市子』、楽しみですと言ってもらって。SNSや国内外の映画祭でも『市子』という名前が広がっている。彼女の名前が、日本だけでなく、海を越えたところでも呼ばれていること自体がすごく感慨深いというか。

自分の名前を偽って、自分の存在を認めてほしいと思って生きてきた子が、今こんなにみんなに呼ばれているんだというのがすごく感慨深いなと。そういう意味ではタイトルはこれにしてよかったなと思います。

壬生 智裕 映画ライター

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みぶ ともひろ / Tomohiro Mibu

福岡県生まれ、東京育ちの映画ライター。映像制作会社で映画、Vシネマ、CMなどの撮影現場に従事したのち、フリーランスの映画ライターに転向。近年は年間400本以上のイベント、インタビュー取材などに駆け回る毎日で、とくに国内映画祭、映画館などがライフワーク。ライターのほかに編集者としても活動しており、映画祭パンフレット、3D撮影現場のヒアリング本、フィルムアーカイブなどの書籍も手がける。

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