中国企業が「グリーンメタノール」の大型契約獲得 海運大手マースクに2026年から年50万トン供給

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マースクはメタノール燃料に対応した大型コンテナ船への置き換えを進め、CO2排出量を実質ゼロにすることを目指している(写真は同社ウェブサイトより)

国際海運大手のデンマークのA.P. モラー・マースクは11月22日、次世代の船舶燃料「グリーンメタノール」の長期供給契約を中国の風力発電大手、金風科技(ゴールドウィンド)の子会社と結んだと発表した。

ゴールドウィンドが内モンゴル自治区のプラントでグリーンメタノールを生産し、2026年から年間50万トン供給する。この規模のグリーンメタノールの供給契約は、世界の海運業界でこれが初めてだ。

(訳注:グリーンメタノールは、火力発電所などから回収した二酸化炭素[CO2]と、風力や太陽光など再生可能エネルギーの電力で製造した水素を合成して作られる)

メタノール動力船を大量発注

マースクは国際コンテナ輸送の世界的大手で、船舶の運航に伴うCO2排出量を削減する「グリーン海運」を推進している。燃料として重油とメタノールの両方に対応した新型コンテナ船をすでに25隻発注しており、2040年までにCO2排出量を実質ゼロにすることを目指している。

今回の長期契約による供給量は、上述の新造船が必要とするメタノール燃料の半分超を賄うことができる。マースクの説明によれば、それを通じてCO2排出削減の初期段階のリスクを下げられるほか、2030年までに(重油に対して)競争力のあるグリーンメタノールの市場価格を形成するのに役立つという。

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