縁切り神社の「絵馬」にプライバシー保護の波 絵馬の内容や本名を隠せるよう神社も配慮

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「縁切り榎」と絵馬(2023年11月/弁護士ドットコムニュース)
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「フルネームじゃないと"効き目"が薄れる気がする」

願いを託す人の中には、そのような考えの人もいます。

神社の絵馬にプライバシー保護のためのシールを貼る動きが広まっているといいます。撮影され、ネット上に公開されることによるトラブルの懸念もあってのことです。

当記事は弁護士ドットコムニュース(運営:弁護士ドットコム)の提供記事です

絵馬には自分の名前や住所だけでなく、場合によっては家族や第三者の個人情報まで書くため、それがネガティブな「願い」であれば、なおさらプライバシーが配慮される必要があるかもしれません。

日本有数の「縁切り神社」として知られる神社も近年、安心して縁を切るための取り組みを始めています。

自販機で購入「縁切り絵馬とシールのセット」

訪れたのは、東京都板橋区の「縁切り榎」です。同じ敷地に小さな神社も建てられています。

「絵馬」は自動販売機でシールと根付けと一緒にセットで販売されていて、11月の平日の午後という時間でも、住宅街に佇む「縁切り榎」には、ぽつらぽつらと人がやってきました。

敷地の外(公道)から絵馬は容易に目視できても、シールが貼られてるため、書かれた内容はわかりません。

このようなシールが貼られたのはいつからか。管理する団体に聞いてみようとしましたが、区の観光協会によると、団体は「いま取材をお断りしている」そうです。

ただ、関係者によると、だいたい新型コロナ流行の前後からシールの取り組みを始めたとか。

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