財界人秘書は見た!一流の「存在感」の正体 意外なところに"共通点"があった

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姿勢やアゴ、そのような身体のパーツの状態が変わるだけで、同じ人間なのに、相手からの評価もいつのまにか変わります。たとえば、初対面のときに相手から見るアゴの角度が上がっていると、いわゆる「上から目線」となり、横柄に見えてしまいます。これでは相手からの好感は期待できません。むしろマイナスの印象からスタートすることになるのです。

また、対面での打ち合わせでも、アゴが上過ぎて威圧感を相手に与えたり、下から見上げることで疑っているようなイヤな感じを与えたりと、それが単なるクセであっても、相手の心理状態によくない影響を与えることもあります。

姿勢を正し、アゴを引き締めて、相手に誠意ある表情を向ける。これだけのことが、仕事の成否さえ変えるときがあるのです。

一流は「実力」も「見た目」も磨く

こうした「見た目」「存在感」をともすれば軽視し、「人は中身だ」「要は実力だ」と印象を高める努力を放棄する人を見かけます。しかし、先にも言いましたが、人に与える印象は相手の判断や考えに、想像よりも大きな影響を与えています。あのとき、私が感じたようなものがある人とない人とでは、これから周囲からの扱われ方、待っているポジションもまるで違ってきます。

本稿で説明したのは一例ですが、これを基に自分の立場や役割にふさわしい印象を、より強く意識することをお勧めします。それは自信を高めるきっかけにもなり、堂々とした態度や品格の基になるはずです。一流のビジネスパーソンは、仕事の実力を磨くことと同じぐらいに、自分の印象を磨くことを意識するのです。
 

丸山 ゆ利絵 プレゼンスコンサルタントⓇ

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まるやま ゆりえ / Yurie Maruyama

日本初のプレゼンス・コンサルタント。アテインメンツ合同会社代表。大学卒業後、ホテル西洋銀座、ホテルオークラおよび国内のエグゼクティブ向けビジネスクラブ経営会社で、社長秘書をはじめとする要職を歴任し、一流といわれる財界人と交流をもつ。日本有数のビジネスクラブ「アークヒルズ・クラブ」設立時に中心メンバーとして参画した後、独立。数千人の財界人との交流を通じて培った「超一流とそうでない人の違い」を分析し、一流を目指す人に求められるプレゼンス(存在感)を体系化。大手電気通信事業会社、外資系コンサルティングファーム、生命保険会社などのクライアントから厚い信頼を集める。著書に『「一流の存在感」がある人の振る舞いのルール』『「一流の存在感」がある人の気づかいのルール』(ともに日本実業出版社)がある。

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