財界人秘書は見た!一流の「存在感」の正体

意外なところに"共通点"があった

(写真:スタヂオかまくら / PIXTA)

みなさんは「ホテル西洋銀座」をご存じでしょうか?

残念ながら2013年5月に閉館してしまいましたが、開業時には日本初の5ツ星クラス/小型高品質ホテルとして大きな話題を呼び、それまでなかったようなきめ細やかなもてなしと高い上質感で、25年間、国賓クラスを含む国内外の多くの賓客を魅了したホテルです。

私が見た「一流たちの振る舞い」

日本のホテルとしては初めてのコンシェルジュサービスを取り入れるなど、業界への影響も大きなものでした。優秀な人材を数多く輩出した名門としても有名で、日本人初のソムリエ世界大会王者となった田崎真也氏もそのおひとりです。

筆者の人生で何がいちばん幸運だったかを問われると、迷わず、このような日本のホテル史上に大きな足跡を残した伝説の「ホテル西洋銀座」から、キャリアをスタートできたことと答えるでしょう。なにしろ「国内外のトップエグゼクティブ、セレブ」が集まる場所で、その物腰や振る舞い、考え方に触れる機会に恵まれたのですから。

ホテルに入社した当初から、目にする人たちの立派さには圧倒されっぱなしでした。配属されたのが会長秘書室であったため、そこで過ごしているだけで、直接の上司である会長をはじめ、普段、雑誌で見ていたような著名経済人の方々をすぐ間近で見るような毎日でした。

また、ホテルに一歩出れば、豪華なインテリアが目に飛び込んでくるのと同時に、そのきらめきに負けない雰囲気を持ったお客様も視界に入ってきます。そんな、各業界の一流の著名人であるに負けない光彩を放っていたのは、当時のホテル総支配人、N氏です。

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