結局、愛されるのは"ずるい上司"だった! 「いい人」なだけでは人を動かせない

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部下に動いてもらいたい場合、「説明」「説得」ではなく「質問」にしましょう。すると、本人が決めた締め切りまでに、本人がやろうと思っている仕事のやり方で進めることができますし、自分から足りない部分に気づくことができます。自分自身の気づきですから、押しつけでない分、本人も吸収しやすいのです。

いちばんのメリットは、上司であるあなたの「説明、説得の手間」が省けることです。その分、あなたは質の高い仕事に自分の時間を割けるようになるのです。

結果が出せない上司は、全て自分で考えている

「考えて戦略を練るのが上司の仕事」と思っている方は多いかもしれませんが、自分よりもその分野に詳しかったり、そのジャンルについて得意な部下がいたら、積極的に彼らのアイデアをいただくほうが効率的です。
いわば、部下を自分の情報端末にしてしまうわけです。

何か重要なことがあったときには、トップなり幹部なりだけで考え尽くして、下におろすということをやっている会社がほとんどだと思います。
しかしたとえば、既存の商品群に加えて、新商品を追加で拡販したい。でも、人が増えるわけではないし、どうしよう、といったときに、「どうしたらいいと思う? 考えてみてほしい」と部下達に意見を聞いてみてはどうでしょうか。

上司のあなたがいきなり自分でうんうん唸り出すよりも、現場の情報をたくさん持っているメンバーを巻き込めば、彼ら自身が考えてくれます。そういう意味で、うまく使ってあげることが大事です。これは部下から見れば、嬉しいことです。会社の経営に参画することができ、コミットメントも高まります

なお、正直、これをしたからといって、全員が全員考えてくれるわけではありありません。考えてくれる人、面倒くさいといって何もしない人、反発する人が出てくるでしょう。

でも、それぞれ、誰がどのタイプなのかが浮き彫りになるというのも、会社にとっては貴重な情報です。次の幹部やリーダーを決める際の候補がより明らかになりますし、普段は目立たなくてもどうしたらいいかと積極的に考えてくれる人が浮き上がってくるので、優秀な人を見極めるフィルターにもなります。

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