マクドナルドと「ライバル外食」を分析する

「独り負け状態」に歯止めはかかるか?

ただ、何をするにしても、まずはお客さまの信頼を取り戻し、失墜してしまったブランドイメージを回復させることが最優先です(マクドナルドの最新四半期の分析はのちほど行います)。

外食チェーンの中で独り負けするマクドナルド

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ファーストフードチェーン各社の業績

続いて、マクドナルドがどれほど落ち込んでいるのか、競合他社の業績と比べてみましょう。決算期は若干の違いがあります。

上の表は、マクドナルドと同様にハンバーガーなどを提供しているファストフード各社の業績です。モスバーガーを展開するモスフードサービスは、売上高は前の期より1.5%増の663億円。しかし、売上原価が2.1%増、販管費も2.9%増とコストが嵩んだため、営業利益は27.9%減の15億円となりました。

ケンタッキーフライドチキンを展開するKFCホールディングスも同様です。売上高は1.4%伸びているものの、売上原価と販管費が増えたため、営業利益は63.2%減の6億円となりました。

売り上げが増えている点を見ると、ファストフードが飽きられているわけではないようです。ただ、それ以上に原材料や人件費などのコストが上昇しているために、利益を落としているのです。ただし、マクドナルドのように売上高を大きく落とした上に、赤字にまではなっていません。

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