現在、京都大学4年生の水無月さんは、来年京都大学大学院情報学研究科に進学することが決まっています。最後に、彼は現在の取り組みと今後の展望について語ってくれました。
高専でも京大や東大に行ける
「筑波大学も京都大学も、志が高い方が多く、熱意が違うなと感じました。その環境の中で勉強や趣味をやるのは刺激になるし、優秀な人が集まる中で切磋琢磨するというのは何事にも変えがたい経験だと思っています。
高専だと進学に関する情報がないうえに、先生からの進路指導や催促がほぼなく、そのような場所で勉強したいと思っている方でも、気づいたときにはもう受験が間近に迫っていて進学できないという事態に陥っていることがあります。
それをなんとかしたいと思って、全国の高専から大学に行った人と一緒にUni-KOSENという学生サークルで、高専生に編入学のための情報を届けています。高専は家系内に大卒者がいないためにあまり大学への理解がない親御さんを持つ学生や、普通の高校に進学していたら予備校代が出せなかったであろう学生が多いですが、そういう環境の人でも難関大学に行けるチャンスがあるので、頑張ってほしいと思っています」
「自分以外にあまりできないことを探っていきたいです」と語る彼は、自分の希少な経験を生かし、大勢の同じ境遇の人々に希望を伝えているようでした。
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