時短以外にもメリット、おいしさ保つ「下味冷凍」 「下味つけて凍らせるだけ」楽ちんレシピを紹介

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下味冷凍というと、④の時短メリットを多くの人が魅力に感じていると思います。もちろんそれもいい点ですが、筆者は①の冷凍時の食材の乾燥・酸化を防げることが、下味冷凍の最大の魅力と考えます。

乾燥が進むと、食品から水分が抜けてパサパサになってしまいますし、水分が抜けることで食品中のタンパク質や脂質が空気に触れやすくなり、酸化しやすくなります。そうすると色や味、においなどが変化し、食品が劣化する原因になります。

冷凍庫内は非常に乾燥しており、普通に冷凍するだけでは食品はどんどん乾燥・酸化してしまいます。特に肉はそれが顕著に起こるので、乾燥対策をしないと冷凍庫でも日持ちが悪くなってしまいます。

筆者が考案したレシピでは、肉の下味冷凍には調味液を使っていますが、これがポイント! 調味液で食材表面をコーティングすることで、乾燥・酸化をほとんど抑えられるため、おいしさを維持した状態で長く冷凍保存できるのです。

下味冷凍はなぜおいしい?

下味冷凍が、食材のおいしさをキープできる冷凍保存テクニックであることはわかっていただけたでしょうか? それでは、どうしておいしさが長持ちするのか、もう少しそのメカニズムを掘り下げてみましょう。

図は、「通常冷凍」と「下味冷凍」の様子を比較したものです。

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