で、何?
と聞くと、M-1の本を出すと、それで出版社が紳助さんに帯を書いてくれないかと言ってるんですが、全てを断ってるから無理だと思うけど一度電話してみると出版社に伝え、電話しましたと。
それを聞いたとき、心の中のモヤモヤが一気に吹き飛びました。
ずっと後ろめたい気持ちがあった
M-1は島田紳助が作ったと言われ、私ひとりが手柄を取ってるような後ろめたい気持ちがあり、私の中ではずーっと、俺と谷が作った、思い出の作品だと。
だから、断るわけがない、俺からやらせてくれとお願いしたいと。
そして今書いてる文章、携帯で送るから、本の最後にスペースあったら載せてくれーと頼みました。
* * *
お互い気がついたら、爺さんの歳になりました。
過去を思い出しそれを肴に酒を飲むという、典型的な爺さん。
その思い出が沢山ある方が、間違いなくうまい酒を飲めます。
私の人生において、M-1も最高の酒の肴です。
それは全て谷が、いたからと感謝しています。
谷、あの時M-1を商標登録しておいたらよかったなー。(笑)
凄く今幸せな気持ちになりました。
ありがとう
(文:島田紳助)