「篠原涼子が10歳年下の新卒男子と…」「女遊びを隠すために契約社員のクビを画策」…TVerでも配信『anego』令和の若者が見て"驚愕"したワケ

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『anego』
篠原涼子と赤西仁の年の差恋愛が人気となった平成のヒットドラマ『anego』(出所:日本テレビ公式サイト)

篠原涼子主演の平成ヒットドラマ『anego[アネゴ]』(日本テレビ系、2005年)が先月、TVerにて視聴可能となり、当時の視聴者から懐かしむ声が上がっていた。

結婚を追い求めるアラサー独身女性の仕事と恋模様を描いた本作は、主人公を慕う若手社員を赤西仁が演じたことでも当時話題に。脚本を務めたのは、放送中の朝の連続テレビ小説『あんぱん』(NHK総合)でも話題の中園ミホ、原作は林真理子による同名小説だ。

放送から20年経ち、主人公とほぼ同世代になった筆者が本作を改めて見たところ、今なら問題視されそうな展開が想像以上に多いことに衝撃を受けた。本稿では『anego』を通して当時の価値観を観察してみたい。

篠原涼子=“デキるキャリア女性”役を確立した一作

まず物語をおさらいしよう。

主人公の野田奈央子(篠原涼子)は、大手商社の経営戦略部ではたらく32歳の一般職正社員。女性の派遣・契約社員の仕事をフォローしたり、彼女たちの合コンを仕切ったりと人の世話を焼くタイプだが、自分自身も運命の相手を探していて焦りを感じている。

【画像5枚】篠原涼子、赤西仁、戸田菜穂、市川実和子…キャストも超豪華だった『anego[アネゴ]』
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