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「日本一の芸人」横山やすしが涙した奥さんの一言 M-1創設者が語る「天才漫才師の隠された悩み」

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  • 谷 良一 元吉本興業ホールディングス取締役
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奥さんが「どうしたの。疲れてんの?」と聞くと、「おれなあ、もう横山やすしを演じるのに疲れた。本名の木村雄二に戻って、お前や光とのんびり暮らしたいわ」と言ったそうです。

「ほんまはもうキャラクターを変えたいんや。いまのおれは、おれが本来思てたところと違う、悪い方向に行ってるんや。でも、変えようと思っても、知らんうちに世間が求めている横山やすしを演じてしまってるんや」

「疲れたんならやめたらええやん。わたしや光が大事にしたるから、もうのんびりしい」

奥さんがそう言うと、やすしさんはおんおんと泣いたそうです。

みんなの前では脱げなかった鎧

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自分のやりたいことをやりたいようにやっているように見えましたが、実は内面ではそんな風に悩んでいたということを知り、驚きました。本当にやすしさんが願っていたことは、ぼくらが思っていることと違ったのかもしれません。

世間に対してつっぱっていたやすしさんも、奥さんの前では横山やすしの鎧を脱いで裸の木村雄二を見せられたのだと思います。

みんなの前でも鎧を脱いでいたら、あんなに早く亡くなることはなかったかもしれません。それが残念です。

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