日本農業の真実 生源寺眞一著
農家の高齢化、TPP(環太平洋経済連携協定)に代表される農産物の貿易自由化、コメの生産調整、毒入りギョーザ事件であらためてクローズアップされた食料安全保障、そして農政をめぐる民主党の迷走など、日本の農業は課題が山積している。
本書は、1993年のウルグアイラウンド実質合意から現在までの日本の農政の歩みを追いながら、日本の農業のどこに問題があるのかを分析。そのうえで、農業の担い手育成のための政策と、コメの生産調整をめぐる政策を重点的に論じ、併せて、たゆまぬ努力で健闘する農家の事例なども紹介する。農業政策の研究者である著者が、日本の農業を再生させるためのさまざまな処方箋を提言する。
ちくま新書 756円
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