「松のや」は牛丼チェーン「松屋」を運営する松屋フーズが運営するとんかつチェーンで、とんかつ業界で「かつや」に続く、業界第2位の店舗数、全国182店舗を展開しています(2023年3月時点)。
朝メニューも安いのですが、レギュラーメニューもとんかつ店としてはかなりお手頃なうえに、おかわり無料サービスもあり、スマホアプリのクーポンを使用すると「ロースかつ定食」が税込500円で何度も食べられます。
セルフサービスになり提供時間も短縮、回転率もアップ
あまりのお得さに、「ありがてえ……」と恩恵をしっかり享受しつつも、内心では「とは言え、松のや大丈夫かいな……」と、ちょっぴり心配していたのですが、やはり大丈夫ではなかったのか、最近大幅なコストカットに踏み切りました。なんと、ほとんどの店舗がセルフサービスになったのです(一部では今まで通りの形態の店舗もあるようです)。
以前は食券制度ではあったものの、入店時に食券を買ってテーブルに座ってからは、ホールスタッフが食券を取りに来てくれて、テーブルまで配膳してくれる「ほぼフルサービス状態」でした。
それが現在は、食券を買うと同時に厨房にオーダーが通り、出来上がった時点で提供カウンターに自分で取りに行くというシステムに変更になりました。食べ終わった食器は自分で返却口まで持っていきます。
これにより配膳と片付けの手間がなくなり、人件費を大幅に削減できるだけでなく、提供時間も短縮され回転率も上がる。利用客にとっては一手間がかかりますが、とは言え、出来立ての食事を安く食べられるありがたみに比べたら、弊害は微々たるものです(なお、本家と言うべき「松屋」も、セルフサービス式が徐々に増えているようです)。
モーニングを食べ歩いていると「こんなに魅力的なメニューなのに、意外と知られてないな」という店にもちょくちょく出くわすのですが、「松のや」はまさしくそんな店の筆頭です。
とんかつチェーンが朝から営業しているということが、イメージしにくいというのもあるのかもしれません。知っている人だけが味わえる、ちょっと特別な朝ごはんなのです。
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