イタリアで「同性愛の少年たち」の身に起きた悲劇 映画「シチリア・サマー」実話をモチーフに描く
また、本作でみずみずしい演技を披露している2人の若き主演俳優は、数百人が参加したオーディションから選ばれた。ニーノ役のガブリエーレ・ピッツーロは、それまでも舞台経験があるものの、本作が映画初出演。
そして思慮深い眼差しが印象的なジャンニ役に、ダンサーとしても人気の高いサムエーレ・セグレート。イタリアの映画記者組合が選出する映画賞のナストロ・ダルジェント賞最優秀新人賞を2人そろって受賞など、ヨーロッパでも人気が上がってきている。
演技を超越するものを持つ2人
オーディションではリアルで素朴、かつ繊細な少年を探していたと語るフィオレッロ監督は、この2人の若き俳優について「2人の間には特殊なエネルギーが流れていて。強いつながりがあった。彼らは会うやいなや、感情が一気に高まるのが見て取れた。2人の瞳の中に、演技をはるかに超越する特別な何かを感じた」と振り返っている。そんな2人がスクリーンから放つ、みずみずしい存在感にも注目したい。
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