「漢字の勉強はムダ」と思う人が誤解する文章3選 たった1つの言葉で意味が大きく変わってくる

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たしかに今の時代、漢字を書くことができなくても生きていける時代にはなっています。でも、「短い言葉を使って何かを表現する機会」は、昔よりも今のほうがむしろ多くなっているように感じます。

そして、何かを表現するときに、いちいち「佐藤氏の政策は自分本位でわがままに決められたものではないかと思われる要素が含まれているので私は評価していない」と長く言うよりも、「恣意的」という漢字を使って「佐藤氏の政策は恣意的な要素が含まれている」と言ったほうが、短い言葉ですぐに伝えることができるわけです。

自分の意図を正しく簡潔に伝える手段

自分の意図を正しく・そして簡潔に相手に伝えるためには、漢字の勉強は不可欠だと言えるのではないでしょうか。

ということで、漢字の勉強が必要な理由、納得してもらえましたでしょうか。

「漢字の勉強は面倒だ」と感じている学生・昔感じていた大人の方も多いでしょうが、漢字を含めて言葉というのは一生付き合っていくものです。今一度、言葉の勉強と向き合ってみる機会を持ってみてはいかがでしょうか?

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辻 孝宗 西大和学園中学校・高等学校教諭

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つじ たかむね

西大和学園中学校・高等学校教諭。1975年生まれ。岐阜出身。国語科教師として、20年余り、西大和学園の国語を率いている。常に新しいスタイルで展開される授業の人気は高く、定員40人の放課後講座に280人が申し込んだことも。その授業は楽しいだけでなく、最小限の努力で常に学年を全国1位にするので、生徒だけでなく教員にも信奉者が多い。

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