ディー・エヌ・エーは南場社長が家族の看病のため急遽退任、モバゲー統括の守安氏が昇格
携帯ソーシャルゲーム大手のディー・エヌ・エーは25日、6月の定時株主総会を経て、南場智子代表取締役社長が退任、後任に守安功取締役が昇格すると発表した。
南場社長は非常勤の取締役に就く。病気療養中の家族の看病を優先するため、社長を退任する。4月28日の決算発表時の6月総会人事では南場氏は続投としており、連休明けになって急遽、事態が変わった。
あわせて、EC事業と財務・管理部門を管掌していた春田真常務取締役は取締役会長に昇格、ただ、財務・管理部門は引き続き管掌するため、実質的な役割にあまり変更はない。
新社長となる守安氏はエンジニアで、ディー・エヌ・エーの屋台骨であるモバゲーを、その事業開始当時から担当してきた。ここ何年かは、社長の南場氏、管理部門の春田氏、そしてモバゲー部門の守安氏の3人は一体となって同社の経営を牽引してきた。そのため、実態としては大きく変わらない模様。とくに収益源のモバゲーは引き続き守安氏が直轄するため、影響はないとみていいだろう。
取締役に残ったとはいえ、今後、南場氏がトップに復帰することはないという。
(丸山 尚文 =東洋経済オンライン)
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