愛知発スーパーの「フルーツサンド」ヒットの裏側 小さなスーパーを受け継いだ3代目社長の奮闘

仕事が楽しくないときに響いた祖父の言葉
商売において、じいちゃんがいつも言っていた言葉がある。
それは「楽しく商いをする」ということだ。
人というのは、だんだんと慣れが出てきてしまう。はじめての仕事や、新しく覚えることが多いときには楽しく仕事ができていたのに、慣れてくるにつれ、その仕事自体が当たり前になってきて、正直、楽しく思えなくなってくる。
僕自身も、ちょうど仕事が楽しめなくなっていた時期があった。
そのときに、じいちゃんに聞いてみた。
「じいちゃん、毎日『楽しく商いしよう』って言うけどさ、どうしたら楽しく仕事ができるの? 僕は仕事は基本的にはきついものだと思ってる」
すると、すぐにこんな答えが返ってきた。
「楽しく働くためにはな、まずはまかされた仕事を好きになることだ。仕事を好きになれないときには、単に雑念が多いんだよ。要は、ひまってことだな。あれこれ余計なことを考えてるひまがあるんだったら、目の前の仕事を一生懸命にやってみろ。そしてな、人から頼まれたことを期待以上に返してみろ。一生懸命にやってないから楽しくないんだよ」
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