武見厚労相「年収の壁対策は2年後に抜本改革」 専業主婦ら第三号被保険者の制度を見直し

「配偶者手当」は「働き控え」を招くのか
これに対し、武見大臣は、支援パッケージは「過渡期の補塡(ほてん)策だ」と認めた上で、2025年の年金制度改革にあわせ「ご心配に至らないように抜本的な改革を取りまとめていく」と強調。サラリーマンや公務員に扶養されている専業主婦ら第三号被保険者の制度を抜本的に見直していく考えを示した。
武見大臣は、配偶者の年収基準のある「配偶者手当」制度を設けている一般企業に対し、手当の廃止を求めていく考えも表明した。「正直なところ、配偶者手当を廃止して基本給や子ども手当(の増額)という形で出してもらったほうがわかりやすい」と述べた。年収基準のある一般企業の「配偶者手当」は事実上の「年収の壁」として、パート従業員らの「働き控え」を招く可能性があるとの指摘がある。
以下、番組での主なやりとり。