ガン発症5年、コンサルタントが感じる後悔と感謝 ガン患者のサポートを「受ける」から「する」側へ

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子育て以外に休職中に私が熱心に取り組んだのが料理だが、料理教室には今も通い続けており、私の料理への関心は今も衰えていない。

料理を通じた愛情表現を学んだ私は、モチベーションをもってお弁当や日々の食事づくりを続けられている。最近は食事を通じた体調維持に関心をもつようになり、野菜や魚を使ったレシピや発酵食品を取り入れたメニューについて勉強を続けており、この秋には薬膳・漢方検定にもチャレンジする予定だ。

休職中のキャッチアップと経験のシェア

「やっぱり、休職したあの3年があるから今の私がいるんだよな。仕事的には後悔が多少あっても、あの3年の過ごし方が今の生活の基盤となっている」

今の生活や人生に納得しているので、休職した時期の過ごし方について後悔はしていない。病気にならなかったら、もしかしたらキャリア的にも違っていたかもしれないと、what if と考えることがないとは言えないが、仕事に関しては、復職してからのキャッチアップで頑張るべきなのだと思っている。

たくさんの素晴らしい同僚・上司に囲まれていることもあるが、こう考えているから卑屈にもならずに、以前と同じ職場で同じ職種の仕事を続けられるのかもしれない。

「病は遠くなりにけり……だとしても、病気と向き合ったことを忘れたくはないな。これからどうやって白血病を経験したことと付き合っていくべきなんだろう?」

この夏、こう自問自答してみた。一番手っ取り早いのは、仕事で当時の経験を活かすことだろう。ただ、私は医療現場や患者さんからは遠いところで働いており、ストレートに経験を活かせる環境に身をおいてはいない。

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