「すごいベンチャー100」2023年最新版から注目の7社をピックアップ。「生成AI」領域からは、LINEでChatGPTを利用できる「AIチャットくん」の開発企業「picon」を拡大記事で紹介する。
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たった半日で開発されたサービスが、10日間で50万人、3カ月半で200万人の利用者を獲得した。ChatGPTをLINE上で使える「AIチャットくん」だ。
ユーザーは面倒な登録なしに、LINE上で友だち追加をするだけで一定回数まで無料で会話できる。無制限に使える有料版(月額980円、年額9800円)もある。
手がけたのは2016年創業のアプリ開発企業・ピコンだ。これまでにもeスポーツの大会情報を検索できるアプリなど、10以上のサービスをつくってきたが、AIチャットくんのヒットを受け、生成AI関連に一気にリソースをシフトしたという。
「2番手だったら、結果は違ったかも」
山口翔誠CEOはGPTの登場時、その技術の革新性に驚いた。「こんなにすごいことが起きているのに、一般には使ったことがないという人のほうが多い。誰にでも簡単に使ってもらえるよう”橋渡し”することこそ、自分たちの役割だ」と直感したという。
LINEで動作するサービスをつくった経験はゼロだったが、そこはChatGPTにプログラムの書き方を尋ねることでクリアした。
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