「すごいベンチャー100」2023年最新版から注目の7社をピックアップ。「人材」領域からは、アルムナイ向けコミュニティサービスを手がける「ハッカズーク」を拡大記事で紹介する。
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退職者は裏切り者。かつて多くの会社で持たれていたそんな感覚は、すでに過去のものとなりつつある。変革の一助を担っているのが、2017年創業のハッカズークだ。
企業とアルムナイ(退職者)や、退職者同士が交流できるSNS型のコミュニティサービス「Official-Alumni.com(オフィシャル・アルムナイ・ドットコム)」を展開している。費用を負担するのは企業側で、アルムナイは無料で登録・参加可能だ。社員の退職時に、会社側から「よかったら登録してください」と案内するパターンが多いという。
サービス内ではフェイスブックのように、参加者同士が互いのプロフィール(在籍期間や当時の所属、現在の仕事など)を閲覧できたり、複数人のトークルームや個別のチャットで交流できたりする。加えて企業側には、名簿管理機能や参加者のアクティブ率などを分析できるダッシュボード機能を提供している。
価値は「出戻り採用」だけじゃない
これまでにトヨタ自動車、三菱商事、電通など大手が続々と導入している。とくに金融業界での関心は高い。メガバンクや損害保険会社の利用企業を抱えるほか、2023年6月からは地方銀行を対象に「地銀アルムナイネットワーク構築支援プラン」の提供も開始した。
「アルムナイ活用を促進するのは、企業にとっていいことだらけ」。ハッカズークの鈴木仁志CEOはそう語る。
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