実際に実務に取り組むと、自分の中で、
「これはピンときた/これにはピンとこなかった」
「こういう人たちとは一緒にいてワクワクする/こういう人たちとはできれば一緒にいたくない」
「こういうサービスだとやる気が出てくる/こういうサービスは伸ばしていくモチベーションが湧かない」
「こういうマネジメントのされ方は合っている/合っていない」
などが相対化されて見えてきます(自分の中での相対化)。また、
「他の人はそう感じなかったようだけど、自分はたしかに感じた」
「他の人は簡単にやっているけど、自分にはうまくやれる気がしない」
というようなこと(他の人との相対化)は、自分らしさをわかりやすくしてくれます。また、一緒に働いた人からのフィードバックが得られたらそれも分析材料になるでしょう。
このように、自己分析はデスクワークとして行うだけでは不十分で、フィールドワーク(= 実務)とネットワーク(=人とのつながり)によって深めやすくなります。
リアルな情報に基づいた分析が必要
挑戦権(資格)を得るために大切なこと、その3は「企業理解・職種理解」です。
自分と企業・職種をマッチングさせる上で、企業や職種に対する理解を誤ってしまっては、いくら自己理解ができていたとしても、ミスマッチを引き起こす可能性があります。
自分にフィットする仕事や職場にめぐりあうには、自己理解だけでなく企業理解・職種理解も欠かせません。就職活動や転職活動の際に企業も説明してくれますが、都合の悪いことはオブラートに包まれ、実際よりもよく伝えられてしまうこともあります。
そのため、就職・転職の際は「いかにリアルな情報に触れるか」が重要になってきます。
それでは、どのようにすればこれらの情報を入手できるのでしょうか。もちろん、何でも包み隠さず話してくれる知人がいればいいのですが、そんなに都合のいいことはそうそうありません。また自分の関心のある会社や職場すべてについて話を聞いていくというのも現実的ではないでしょう。
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