転職で「会社の"リアルな実態"」を探る2つの方法 キャリアの第一歩を考える時に知っておきたいこと

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もちろんそれらの経験の中には自分にとってピンとこないものも多く含まれるでしょうが、こればかりは確率論だと思って「数撃ちゃ当たる」のスタンスで動くことが大切になります。

インターンシップや副業のように自分で経験してみたり、ほかの人の仕事について聞いてみたり、気軽に試してみてはいかがでしょうか。

なお、まずは動いてみることが重要だとお伝えしましたが、その時期やタイミングも大切です。なぜなら、「努力のレバレッジが効きやすいタイミング」や「門戸を開いてくれている時期」があるからです。

特に受験や就職活動などは、スイッチONのタイミングが遅れてしまうと、そのリカバリーのために何倍もの努力が必要となることがあります。また、時期や年齢によっては門戸が開かれていない(=挑戦をさせてもらえない)ことすらあります。

これは転職活動でも言えることで、求人においては「労働者の募集及び採用の際には、原則として年齢を不問としなければならない」とされてはいるものの、実際に何歳でも受け入れが可能な職場ばかりかというと、残念ながらそうではありません。

頑張りどころには旬がありますので、機を逸することなくアンテナを立て、関心を広げておくことが「あのときに、もっとちゃんと考えておけばよかった。もっといろいろと動いておくべきだった」と後悔しないためにも必要になります。

自己分析には限界がある

2、自己理解

挑戦権(資格)を得るために大切なこと、その2は「自己理解」です。自分と企業・職種をマッチングさせる上で、自分に対する理解が誤っているとミスマッチを引き起こす可能性があります。

就職活動で「自己分析が大事」だと言われて自己分析したつもりの社会人でも、働いてみてから「自己分析が全然できていなかった」「自己理解が不足していた」と気づくことがあります。

社会人になってキャリアを構築していったり、転職活動をしたりする際にも自己分析は求められますが、やはりこれは難しいものです。

なぜなら、分析には情報やデータが必要なのに、実務経験が少ないうちは「働いているときの自分に関する情報」がまだまだ不足しているからです。情報がないのに分析しようとしても、無理があります。

そのために必要なのは「働いている自分」についての情報を得ることです。もちろん、少し働いたくらいでは分析に足るほどの情報が得られない場合がありますので、できればプロジェクトや部署異動など、いくつか異なる仕事をして情報を得ていくことで、分析・理解はしやすくなっていきます。

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