いかがでしょうか。
「人に教えることを前提に勉強すると、絶対に忘れないという動機付けができる」いうことでした。
この緊張感が実は非常に重要なのです。「理解できるようになる」がゴールではなく、「人に教えられるようになる」がゴールなので、より高度な緊張が生まれるのです。
例えばみなさんは今まで、学校の授業を聞いているときでも、読書をしているときでも、ついボーッとして、終わった後に何も頭に残っていなかった、という経験はありませんか? 私は何度もありますが、気持ちが入っていないとそうなってしまいますよね。
しかし、もし事前に「後でみんなの前で授業の内容をまとめて発表してもらうぞ」と言われていたらどうでしょうか? 興味のあるなしにかかわらず、一言一句もらさず聞こうとして、グッと授業に身が入ると思いませんか?
これと同じで、人に教えようと思ったらまず自分がきちんと理解していないといけないので、格段に勉強への意識と集中力が高まるのです。インプットの質が上がるわけですね。
説明できないのは、理解できていない証拠
もう1つ、教えることで自分の理解度が測れるということも重要なポイントです。きちんと説明できるなら正しく理解できているといえますし、ダメならまだわかっていない証拠です。
実際にやってみるとわかりますが、人に教えるって意外と難しいんですよね。自分ではわかっているつもりでも、実際はあいまいな説明しかできなかったり、記憶が抜けていて「あれ、何だったっけ?」なんてことがあったりします。
つまり、きちんと教えられないところが自分にとっての弱点であり、復習すべきポイントということになります。人に教えてみるとこれが明確にわかるので、わかったつもりで終わるのを防げるわけですね。
「でも、教えるといっても身近にいい相手がいないんだよな……」という場合は、代わりになるやり方がいろいろあります。
例えば、SNSを利用して勉強した内容を発信したり、スマホを使って勉強した内容を解説する動画を撮るなどです。あるいはノートやPCのスライドに、自分が勉強したことを書き出してまとめてみる、というのもいいでしょう。
この勉強法が実践できれば、勉強の効率が劇的に上がるはずです。なかなか勉強の成果を感じられないという方は、ぜひ試してみてください。
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