親の「不登校だから〇〇禁止」がNG対応な理由 子どもが抱える罪悪感を強めてしまうことも
不登校経験者に取材をしていると「不登校だから〇〇を禁止された」という話を聞きます。親としては「わが子のため」という思いから制限をかけることもあるかと思いますが、この対応は、子どもが元気を回復するうえで逆効果であると私は考えています。その理由について、不登校経験者の語りから考えます。
学校を休んだら TV・ゲーム禁止
小1から高3までほとんど不登校だったというAさん。学校を休んだ日は、テレビ・ゲームは禁止されており、家の手伝いをしないと親に怒られたそうです。
「学校を休んだ私が悪いのだからガマンしないといけない。イヤなことは避けて、やりたいことだけやるのはよくない」と自分に言い聞かせていました。しかし、それから何年も経った今でも、「あの生活が自分にとってよかったのか」と、当時を思い返すたびに心のなかに残るしこりに気づき、悶々と考えてしまうことがあると言います。


















