親の「不登校だから〇〇禁止」がNG対応な理由 子どもが抱える罪悪感を強めてしまうことも

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中3と高3で計2回、不登校になったBさん。Bさんが禁止されたのは、おやつでした。そのため、Bさんは制服に着替えて外出し、外で時間をつぶし、さも学校へ行ってきたかのような顔で帰宅しておやつを食べていた、と言います。当時についてBさんは「おやつ抜きなんて、地味に見えるかもしれませんが、本人からすると、精神的にけっこうしんどくなるんです」と率直な思いを語ってくれました。

(画像:不登校新聞編集部)

みずから課した ラーメン禁止

WEB会議ツール「Zoom」を使い、不登校の子どもの学習支援などを行っている「オンライン家庭教師さざれいし」の山口真央さんは、中学1年生のときに不登校になりました。

山口さんが禁止していたのは「ラーメン」でした。しかし、上述のAさん、Bさんのように親が制限したものではなく、山口さんみずからが制限をしていたのです。なぜなら、「悪いことをしている」という罪悪感があったからです。「学校へ行かなくていいよ」と親に言われても罪悪感は消えず、「みんなが学校へ行っている時間帯に楽しいことをしてはいけない」と心に決めていた、と山口さんは言います。

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