「エウレカ」が米企業にバイアウトしたワケ

米巨大メディアは何を手に入れたかったのか

塩野:「稼ぐことはカッコイイ」の一方で、エウレカは「役員犬」もオフィスを歩いているそうですが、どんな会社なのでしょうか。

赤坂:役員犬のジョブは2日に一度出社しています。ジョブは非常勤なので、2日に一度、会社がうまく回っているかを確認しに出社します。開発が煮詰まっている時は、エンジニアの横にそっと座り、癒しを与えるなどのタスクをこなしています(笑)。

メンバーは、平均年齢27.6歳と非常に若く、エンジニアがスタッフ全体の7割を占めるエンジニアオリエンテッドな会社です。

しかし、同時にエウレカの強みはマーケティングです。ユーザーが市場のどこに不満を抱え、どうすればそれを解決できるか、これを見極める高い能力があるからこそ、pairsとCouplesの連続成功があると思っています。

エウレカでは、職種に関係なく全スタッフにマーケティング能力を求めていて、スタッフの定期面談の評価シートの項目にも入れています。

犬が社内にいたり、評価制度も他社とは違うということも含め、今までの日本の会社で当たり前と考えられていたことを、当たり前じゃないと疑い、自分たちが正しいと思うことは貫く、というのがエウレカのカルチャーの根本です。

塩野:役員犬のジョブさんが経営に目を光らせているわけですね。経営チームのご経歴や強みを教えてください。

赤坂:CEOである私、赤坂は、大学ではマーケティングを専攻し、博報堂C&Dでインターンをしながら、フリマやヤフオクを利用して、ブランド洋服の「せどり」を行っていました。バイトをしていなかったので、「せどり」だけで生活費を稼いでいました。その後、イマージュ・ネットというアパレル通販の会社に新卒で入社し、メディア事業でマネタイズ担当をしながら、新規事業とアライアンスを行っていました。私の強みは、時流を読んで新規事業を作ること。作った事業を絶対に業界No.1まで持っていくことです。

Co-founder&COOの西川は、起業した時点で33歳、ネット業界での転職経験も数社あり、管理職も経験した上で一緒に会社をやり始めました。
西川は、私が0→1、1→10でまで怒涛のように伸ばした事業を安定稼働させるための仕組みを考えたり、組織マネジメントが得意ですね。

また、留学経験、外資勤務経験もあるため、英語が出来るのと、考え方が違う様々な国籍の人と仕事をすることに慣れているので、海外事業展開は西川が担当しています。

大きな役割分担でいうと、私が事業を圧倒的に伸ばす攻め担当、西川が守り担当、という形ですね。

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