「Q」が首位堅守!スマホアプリの最新序列 超シンプルなパズルゲームが快走中
気になる、あのスマホアプリはいったいどれだけダウンロードされているのか。そして、どれだけ売り上げを稼いでいるのか。その調査と推定を行っているのが米国のApp Annie(アップアニー)だ。
東洋経済オンラインでは、App Annieのデータをもとに、定期的に人気アプリのランキングを掲載している。同社は地域やジャンルにわけてランキングを公表しているが、そのうち日本市場における「ゲームカテゴリ」と「ゲーム以外のカテゴリ」のランキングを掲載する。これは3月25日夜に同社が発表したものである。
トップに輝いたのは今月もQ(キュー)
まずはアプリの中でも圧倒的に大きなシェアを占めているゲームアプリからみていく。
ダウンロードトップ10の顔ぶれは新顔が目立つようになってきた。トップに輝いた「Q(キュー)」は2015年1月9日リリース。1月に続いて2月もトップに付けた。
タッチパネルに手描きでマルや棒を書き込むパズルゲームで、かなり手作り感が漂っている。単純な仕掛けなのだが、解けないと気になるので、何度もチャレンジしたくなる。ステージを増やしていくことで限界なく発展させられるため、ひょっとしてロングセラーになるかもしれない。
2位の「Candy Clush Soda Saga」はキング社の世界的なヒットゲーム。有名俳優を起用したテレビCMを積極的に展開し、急激に順位を引き上げた。
また、老舗ゲームソフトメーカーであるバンダイナムコ、スクウェア・エニックスなどがコンスタントにヒットタイトルを生み出せるようになってきた。この領域がベンチャー企業の独壇場だった時代は終わりつつあるようだ。
売り上げランキングのトップ4は1月に続いて動きがなかった。稼げるソフトということではパズドラ、モンスト、ツムツム、白猫の4タイトルが強い。
ちなみに、上場から日が浅いにもかかわらず、まさかの業績下方修正を明らかにしたgumiの「ブレイブフフロンティア」(1月は売り上げランキング7位)がベスト10から姿を消している。こんなところにも、同社の苦戦振りは表れている。