「Q」が首位堅守!スマホアプリの最新序列 超シンプルなパズルゲームが快走中

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次にゲーム以外のアプリケーションカテゴリについてみていこう。ダウンロード数でも売り上げでも首位はLINE。これは10月、11月、今年1月と同じだ。すでに別格の存在といっていい。

先月は続く2位にサイバーエージェントの子会社7gogoが運営するコミュニケーションアプリ「755」があった。2014年2月にサービスインしているが、年末にテレビCMを集中投下したことで、大きくダウンロードを伸ばした。しかし、2月のランキングからは姿を消してしまった。

プラットフォーム系アプリが強い

そのかわりに強みを発揮しているのが、ユーチューブ、ツイッター、ヤフー、アマゾン、フェイスブックなど巨大サイトの公式アプリ。アップルのスマホアプリも好調だ。

売り上げランキングをみると、ここでも強いのはLINEだ。LINE、LINEマンガ、LINEプレイの"LINE御三家"が上位を独占しており、この構図はAppAnnieがこのランキングの公表を始めた昨年7月以来、変わっていない。

順位変動は、ゲームアプリ以上に小さく、顔ぶれは大きくは変わっていない。カテゴリのジャンルは、ほぼ「マンガ系」「出会い系」だ。

出会い系の2強は、ミクシィがLINEから買収したワイワイシーと、エウレカが運営するペアーズである。

そうした中で異色なのは、トップ10の常連になっているクックパッドだろう。

クックパッドは月280円の有料でプレミアム会員になると、さまざまな便利機能を使うことができる。人気順に表示できる、デイリーアクセス数が分かるほか、「お気に入り」として保存しておけるレシピ件数を拡大(無料は20件まで、有料は3000件まで)できるなど、十分に元が取れそうな便利機能がある。

今後、こうした特徴のあるアプリが次々に生まれてくることだろう。

東洋経済オンライン編集部

ベテランから若手まで個性的な部員がそろう編集部。編集作業が中心だが、もちろん取材もこなします(画像はイメージです)

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