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「エウレカ」が米企業にバイアウトしたワケ 米巨大メディアは何を手に入れたかったのか

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  • 塩野 誠 経営共創基盤(IGPI)代表取締役CEO
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塩野:今回のように日本のスタートアップがシリコンバレーやニューヨークの企業にM&Aされることは非常に珍しいことかと思いますが、エウレカの何が評価されたとお考えでしょうか。

赤坂:2つあると思っています。

1つ目は、アジア圏におけるカルチャーマーケティングが評価されたのだと思います。アジア圏に強いエウレカが加わることでシナジーが生まれるという彼らの判断です。

最初から、pairsもCouplesも競合は世界だと思っていましたし、事業のポジショニングマップを描く時に必ず世界地図を出していました。日本及びアジア圏ではエウレカと組むのがベストだと思ってもらえたのではないでしょうか。

2つ目は、Facebookやスマートフォンでのマーケティング力が評価されたのだと思います。Facebookやスマートフォンにおけるマーケティングは、日本は世界と比べてもトップクラスだと思います。

最後はパッションですね。Match GroupのCEOのサム・ヤーガン(Sam Yagan)もOkCupidを創業した起業家なので、まだ見ぬ未来や可能性に賭けられる人だと思います。そんなサムに対して私が言った「僕たちがやっているビジネスは絶対に今以上に成長する」という言葉が強く伝わったと思います。

M&Aの金額は「非公表」

塩野:ちなみに、今回のM&Aの金額はいくらなのでしょうか。

赤坂:金額は非公開ですが、かなり評価していただいたということだけお伝えします。

塩野:日本のスタートアップ企業はどうすれば世界から「欲しい」と思われるのでしょうか。

赤坂:よくアメリカ、シリコンバレーはすごいと言いますが、物作りに関して、日本は世界に負けていると全く思っていません。むしろキメの細かいマーケティングは、日本のスタートアップの方が圧倒的に優れていると感じています。

また、生活者のモバイルリテラシーに関しては、日本や韓国は世界よりも一歩先を行っています。ユーザーのリテラシーが高いから求められるレベルも高い、そんな厳しい環境で作られたサービスは世界でも十分戦えると思います。

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