④ 継続的価値のある物の購入
思い出を長く語ることができるのと同じように、いわゆる「一生もの」と言えるような物の購入も、長い期間にわたって価値を発揮することがある。機械式時計、アクセサリー、着物のようなものが思い浮かぶ。いい物を早く手に入れると、長く使っていい気分を味わうことができる。
デジタル製品のような頻繁に新型が出るようなカテゴリーの物では一生もの的な商品を探すことが難しいかもしれないし、身に着ける物は使う側の年齢や容姿などに効用が依存する場合があるので、選択は意外に難しいが、「思い切っていい物を買ってしまうほうが有効だった」と後から振り返ることができるような物の購入は確かに存在する。
「人間関係」や「時間」への投資も
⑤ 人間関係への投資
他人と付き合うには、時間と努力とお金が必要だ。例えば「飲む」、あるいは「食う」時間の共有は、現代でもたぶんこれからも、人間関係を深めるうえでも、深い情報交換をするうえでも、有効だろう。
ビジネスパーソンの人生を眺めてみた場合に、人間関係に助けられる機会は多いし、いい人間関係を持っていることは、その個人の資産でもある。
⑥ 時間への投資
経験への投資、あるいは消費のためには、時間が必要だ。時間を買う投資が有効なお金の使い途になるケースがある。例えば、職場に近い場所に引っ越して通勤時間を節約することができれば、その時間を有効に活用することができる。
時間の機会費用は人によって異なるが、自分の1時間が、どのような場合にいくらぐらいに相当するのか、大まかな時間の値段を意識することは有益だ。
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