しゃべり上手な人が密かに実践「ほんのひと工夫」 最速で信頼を得られる、簡単な事前準備と考え方

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・体力的にしゃべるのが疲れる場合

そして、体力的にしゃべり疲れてしまう場合。これには、必要以上に声を出さないことです。最近のマイクは高性能で、小さな声でも拾ってくれます。自分が小さな声だと自覚があるのなら、マイクに近づけばいいのです。

声が小さすぎても聞きづらいですし、大きすぎても聞きづらいので、話を始めるときに、自分の声がいい感じのボリュームで聞こえているのか、周りの反応を確かめてもいいですよね。活舌がいいと小さな声でも聞こえやすくなりますから、より省エネでトークできるように、口の準備体操をして事前に口が動くようにしてもいいかもですね!

・たくさんしゃべるのが疲れる場合

とまあ、ここまではプレゼン・スピーチ想定の話でしたが、お友達とのグループなどでたくさんしゃべることに慣れてない人の場合です。もしこれで悩んでいるのなら、「なぜたくさんしゃべらないといけないんですか?」という質問をしたいです。

友達との間なら、人にはそれぞれキャラクターがあって、いろんな人がいるから楽しいんです。しゃべらないのも個性です。言葉数が少なくとも、疑問に感じる必要はありません。トータルで楽しい時間が過ごせたらいいんですよ。

それでもたくさん話す人になりたいという方。もしかして、好きな人が「たくさんしゃべる人がタイプ!」と言っていたのでしょうか。それを目指すのもまた人生ですね。

そんな方にアドバイスするなら、まずはたくさん話すことを許してくれる方を相手に、心を開いて、なんでもいいので話してみましょう。実はこの「心を開く」ということが難しいのです。家族だからこそ言いたくないこともあるでしょうし、お友達がリアクションよく話を聞いてくれたらベストかもしれませんね。要は、話すことの楽しさに気づけばいいのです。そうすれば、もっと自分から話したいと思うようになるでしょう。

アプリを使って簡単にネットでラジオ配信ができるなど、すごい時代になったものです。僕は別にみなさんそのままでいいと思いますが、変わりたいと思っているなら、いろんな練習場所があります。ご検討よろしくお願いします。

ネガティブ思考は成功のもと

ところで、僕はものすごくネガティブな人間です。いきなり何の告白だって話ですが、一瞬で「そのとき起きたら一番嫌なこと」を想像してしまうような性格です。

たとえば、エスカレーターに乗ったら「前の人が転がり落ちてくるかも?」、橋を渡ったら「地震が起きて落ちるかも?」「端っこを歩いたら突風が吹いて川に落ちるかも?」、久しぶりに連絡をくれた方がいたら「お金貸して! とか、絵を買いませんか? とか言われるのかも?」、いつも仕事をしている知り合いから電話がかかってきたら「クビを宣告されるかも?」とか考えてしまいます。誇張じゃなくけっこうそんな感じです。

しかし、このネガティブ気質、ラジオスタッフとしては必要な感覚なのではないかと思っています。なぜなら、僕は長い構成作家人生で、ネガティブなことを考える中で生まれた発想や対処法が、自分を成長させてくれたと思っているからです。一度経験したことは、次の機会でよりスムーズに対応できるはずです。経験の積み重ねは財産ですね。

普段の生活ではネガティブに考えないほうが楽しく生きられると思いますが、仕事では、「きっとなんとかなる」というようなポジティブな思考だけでは、万が一トラブルが起こったときにすぐ対処できるか不安です。だからこそ、物事の少し先を「悪いほうに」読むことが大事だと思うのです。

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