世界の「幸せなシングル」が実践する6つの行動 自分のための家族を上手に「選択」すること

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幸せに暮らすシングルの人たちが実践している6つの戦略をご紹介(写真:Pangaea/PIXTA)
結婚を中心に考える現代社会では、ワークライフバランスが、仕事と「家族」のバランスとして語られることがしばしばある。注意のほとんどが核家族に向けられ、人々は無意識に、「生活=家族」と解釈しているのだ。だが、現在の世界では核家族以外の枠組みで暮らす人も多い。各国でますます増加するシングル人口はその代表と言える。シングルのワークライフバランス向上のためには、どんなことが役立つだろうか?
30カ国を超える国のデータに基づいてシングル研究を行ったイスラエルの社会学者のエルヤキム・キスレフ博士は著作の中で、幸せに暮らしているシングルの人たちが実践している6つの戦略を紹介している。
キスレフ博士の最新刊『「選択的シングル」の時代 30カ国以上のデータが示す「結婚神話」の真実と「新しい生き方」』を一部抜粋・再構成してお届けします。

シングルの人たちが得るもの・失うもの

ほかのあらゆる人口統計上のグループと比べて、シングルの人たち、特に、個人主義的な傾向の強いシングルの人たちは、意義のある仕事を重視する傾向がある。そのような仕事は、彼らの能力を発揮させ、自由の感覚をもたらし、自分には価値があると思わせてくれるからだ。だが、同時にそれは、彼らが仕事のし過ぎという落とし穴に陥りがちであることも意味している。

仕事上の燃え尽き症候群の特徴としては、極度の消耗、皮肉な心理状態、非効率性が挙げられる。最近の研究でわかったことだが、結婚していない人たちは、結婚している人たちに比べて、燃え尽き症候群になりやすい傾向がある。彼らはほかの活動を犠牲にして、プロフェッショナルな生活に重きを置く傾向が強いからだ。シングルの人たちのうちでも、男性は特に、とりわけ一度も結婚のしたことのないシングルの人たちは、仕事上の燃え尽き症候群のリスクが高い。

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