世界の「幸せなシングル」が実践する6つの行動 自分のための家族を上手に「選択」すること
戦略の2つ目は、「自分を高めてくれる教育的活動を充実させる」ことだ。インタビューに応じてくれた幸福なシングルの人たちの多くが、仕事と生活の良好なバランスには、正式な仕事関連の環境の外で、教育と学習のために捧げる時間をもつことが含まれると話していた。個人主義的傾向の強いシングルの人たちの中には、さらに上の学位や、資格の取得を目指したり、幅広い意味で自分を向上させる活動をしたりする人たちもいる。
3つ目の戦略は、「心身の健康に投資する」ことだ。仕事の後でジムに行くなどして、エクササイズする時間を見つけ、料理して食べる時間も作ることが、幸せなシングルの人たちの毎日のスケジュールには不可欠だ。私のインタビューでも、マインドフルネスをはじめとする習慣は、幸福なライフスタイルを維持するうえで、特にストレスの多い職場環境で働く人たちにとっては、非常に重要なテーマであることがわかってきた。
家事や「家族」とうまく向き合う
4つ目の戦略として、「家事と賢く向き合う」ことが挙げられる。長時間働けば、どうしても家事に必要な時間が足りなくなる。シングルの人たちも、請求書を管理し、家のなかの修理をし、居住環境を向上させるなどの仕事をしなければならない。たいていの場合は、自分ひとりでやらなければならない。たとえ、お金の問題がないとしても、これらのタスクを完全にやる時間を見つけるのは至難の業だ。自分のワークライフバランスを最適化するためには、こうした細々とした事柄を考慮しないわけにはいかない。
第5の戦略は、「自分のための家族を上手に『選択』する」ことだ。きょうだい、両親、親戚、あるいは友人たちとその子どもたちでもいい、ある特定の家族を選んでおけば、シングルの人たちも、家族に対する責任を負っていないからと決めつけて、自分たちにより多くの仕事を押しつけてくる雇用主や、同僚たちに対処する際に、いくらか強い立場になれる。
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