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中国EV大手「BYD」、ブラジルで現地生産の思惑 電池から完成車まで南アメリカで垂直統合へ

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新たな動きが見えたのは2023年4月、ブラジルのルラ大統領が中国を訪問した時だ。

ルラ大統領はBYD董事長(会長に相当)の王伝福氏と上海で会談し、「中国企業がブラジルに投資し、低炭素化の促進に協力してくれるのを歓迎する」と述べた。それから3カ月弱を経て、BYDのブラジル進出が正式に発表された格好だ。

バイーア州での式典ではBYD製のEVが展示された(同社ブラジル法人のウェブサイトより)

BYDの経営戦略の特徴は、車載電池から完成車までEVを一貫生産する「垂直統合」体制にある。同社はそれを南アメリカでも踏襲しようと目論んでいる。

チリに電池材料工場を建設

リチウム資源が豊富なチリでは、BYDの現地子会社が2023年4月、チリ政府から「リチウム生産企業」の認可を取得した。これに伴い、BYDはチリにリン酸鉄系リチウムイオン電池の正極材料の工場を建設し、2025年末の生産開始を目指している。

本記事は「財新」の提供記事です

BYDは、チリでの工場建設に2億9000万ドル(約419億円)以上を投じる計画だ。その見返りとして、同社はチリのリチウム生産大手のSQMから、電池原料の炭酸リチウムを優遇価格で調達する権利を獲得した。

(財新記者:戚展寧)
※原文の配信は7月5日

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