中国「上海汽車」、欧州で現地生産に乗り出す背景 EVの輸出好調、2023年は20万台超の販売見込む

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上海汽車集団は欧州市場へのEV輸出を急拡大させている(写真は同社ウェブサイトより)

中国の国有自動車最大手の上海汽車集団(上汽集団)が、ヨーロッパに完成車の組み立て工場を建設するため、進出先の選定を進めていることがわかった。

同社の国際業務部の総経理(事業部長に相当)を務める余徳氏が7月4日、メディア向けの海外事業説明会で明らかにした。なお、進出先の国名や工場の建設スケジュールは明かさなかった。

23年上半期の販売台数は前年の2.4倍

余氏によれば、上汽集団(の経営陣)は2019年12月にヨーロッパ市場の開拓戦略を検討する会議を開催。将来は中国からクルマを輸出して販売するだけでなく、販売台数が10万台を超えた時点で現地生産を検討する、という方針を決めていたという。

そして2022年、同社のヨーロッパ市場での販売台数はこの目標に達した。2023年上半期(1~6月)は前年同期の約2.4倍の11万5000台を販売し、通年の販売台数は20万台を超える見込みだ。

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