経営計画書には「会社と社長の思想は受け入れないが仕事の能力はある。(そんな人は)今、すぐ辞めてください」という表現がありましたが、まさに、上が価値観を植え付け、下はそれに従うことを良しとする文化の中では、健全な対話や心理的安全性は生まれるべくもありません。
また、兼重宏行社長は、会見で「全く」「天地神明に誓って」などと断定調の言葉を繰り返しましたが、不確定なことでも、強く言い切るスタイルは独裁者の証拠。
行きすぎた「決めつけ言葉」があふれている職場は危険です。
「天地神明に誓って」「必ず」「全く」「あなたはいつも〇〇する」などといった断定・決めつけ言葉が横行している。
令和流「コミュニケーションスタイル」は?
ビッグモーター社員間のLINEでは
「バカ=お客様の気持ちが分からない人!」
「バカが言うことに対して客様は絶対に納得されない」
などの否定的な言葉が飛び交っていたようです。
人を育てようとするなら、欠点ばかりに焦点を当て、ダメだしを繰り返すより、いいところを指摘し、その行動を繰り返すように仕向ける「Positive reinforcement(ポジティブリインフォースメント)」という手法が有効です。
たんに叱りつけるのではなく、正しく導く、いいところをきちんと指摘して、強みを生かして成長に結びつけるコミュニケーションスタイルが令和流なのです。
「●●してはいけない」「〇〇してはダメ」「〇〇するな」などの否定語や禁止事項だらけ。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら