常に上司が正しく、部下に命令し、部下はそれに盲従するという身分制度的な上下関係意識が根付いている会社は要注意です。
社長や役員・支店長・上司は神で、一般社員は奴隷。だから、コミュニケーションの基本は命令調です。
そして、部下は上司を神のように崇め、「ほうれんそう」を行わなければならない。そもそも、令和の今、部下だけにコミュニケーションの義務を押し付ける「ほうれんそう」などという言葉は死語にすべきなのですが、まだまだアップデートできない企業はたくさんあります。
ビッグモーター社では、こうした「神と奴隷」のようなトップダウン型コミュニケーションが横行していました。
経営計画書の「経営方針の執行責任を持つ幹部には、目標達成に必要な生殺与奪権を与える」との言葉はまさにそうした身分関係を象徴する言葉でしょう。
「●●しろ!」「●●しないとダメ!」「『ほうれんそう』を徹底しろ」という圧の強い命令言葉が横行している。
ダメな組織には「ホメ」が少なく「ツメ」だらけ
ダメな組織には、「ホメ」は少なく、「ツメ」だらけ。ほめると「ツメが甘い」と怒られます。
ビッグモーター社の社内メールには、こんな言葉があふれていました。
今どき、やくざ映画にしか出てこないようなこんな言葉が日常的に交わされていたこと自体がびっくりですが、まさかみなさんの会社では使われていないですよね。
「バカ」「クソ」「アホ」「使えない」「やめろ」「なぜ〇〇した!」「なぜ、●●しなかったんだ!」という非難の言葉、やたらと「!」の数が多いメール
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