BIGMOTORでわかった!「パワハラ会社」7大兆候 「ビッグモーター指数」で企業風土を診断!

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⑦ 嫌悪と恐怖、敵意、妬みなどネガティブバイブにあふれた風土

調査委員会の報告書にあった、「経営者に盲従し、忖度するいびつな企業風土」は、ビッグモーター社に限ったものではありません

怒り、恫喝、脅し、妬みなどネガティブバイブの充満した企業は決して少なくないのです。

日本人の中には「『忍耐』や『厳しさ』の中でこそ、人は成長する」と考えている人は少なくないからです。だから、スパルタ的な教育や指導が効くといまだに考えてしまう。

確かに、恐怖心をあおると、人は簡単に動く側面があります。ヒトラーもトランプも同じ手法を使って人を動かしました。

ただ、その手法は決して長続きはしないし、必ずほころびが出る。日本でもこの手法を使うダメ経営者の元で多くの企業が破綻してきたのです。

【要注意ポイント】

「人」より「数字」を重視する。悪口陰口妬みそしり、などネガティブな言葉が充満している。

今こそ「伝え方」をアップデートしよう

以上が、「BMI(ビッグモーター指数=パワハラ肥満度)」を測る新指標です。みなさんの会社はいかがだったでしょうか?

岡本純子さんの「伝え方セミナー」を8月6日(日)に紀伊國屋書店札幌本店(詳しくはこちら)、9月13日(水)に紀伊國屋書店梅田本店で(詳しくはこちら)それぞれ実施します。

ひとつでもあれば、パワハラメタボ体質転職を検討したほうがいいでしょう。

もしくは、さっさと、こうした昭和の「伝え方」をやめなければなりません

拙著『世界最高の伝え方』では、まさにこの「7つの伝え方」をあっという間に言い換える「魔法」を紹介しています。

ぜひ、今すぐに「伝え方」をアップデートしていきましょう。

岡本 純子 コミュニケーション戦略研究家・コミュ力伝道師

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おかもと じゅんこ / Junko Okamoto

「伝説の家庭教師」と呼ばれるエグゼクティブ・スピーチコーチ&コミュニケーション・ストラテジスト。株式会社グローコム代表取締役社長。早稲田大学政経学部卒業。英ケンブリッジ大学国際関係学修士。米MIT比較メディア学元客員研究員。日本を代表する大企業や外資系のリーダー、官僚・政治家など、「トップエリートを対象としたプレゼン・スピーチ等のプライベートコーチング」に携わる。その「劇的な話し方の改善ぶり」と実績から「伝説の家庭教師」と呼ばれる。2022年、次世代リーダーのコミュ力養成を目的とした「世界最高の話し方の学校」を開校。その飛躍的な効果が話題を呼び、早くも「行列のできる学校」となっている。

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