首都圏4大塾、関西大手塾の特徴を把握し、子に合った中学受験塾を選ぼう。
首都圏では中学受験者数が9年連続で増加、受験率も過去最高と「空前の中学受験ブーム」が起こっている。ICT対応への的確さや新大学入試への安心感が人気の背景だ。『週刊東洋経済』7月18日発売号では「中高一貫校 新序列」を特集。徹底取材に基づく「最新序列」や「注目の学校」、首都圏・関西・中部483校の校風&実力データなど、多様化する学校選びに役立つ情報を盛り込んでいる。
中高一貫校の入試問題は、小学校で勉強する内容とは大きく異なる。受験ノウハウを有する大手塾に通うことが効率的だ。ただ、各塾でテキストやカリキュラムに違いがある。
首都圏4大塾のSAPIX、四谷大塚、早稲田アカデミー、日能研は、下表の特徴のほかに、通塾回数が異なる。例えば小学4年生ではSAPIXは週2回、四谷大塚は週3回だ。
浜学園、希学園といった関西が地盤の塾を含め、大手塾は入塾テストがあり、結果によってクラス分けが行われる。
名門指導会の西村則康代表は「できる限り上位クラスで入るほうが望ましい。日能研では、上位クラスと下位クラスで算数の授業時間数が異なる」と話す。SAPIXは、下位クラスの授業では扱わないレベルの問題が、クラスを決めるマンスリーテストで出題されることもあるという。
首都圏4大塾・関西大手塾の特徴
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