元麹町中の工藤勇一校長が就任し話題の「横浜創英」。2025年にも大改革が控えている。
首都圏では中学受験者数が9年連続で増加、受験率も過去最高と「空前の中学受験ブーム」が起こっている。ICT対応への的確さや新大学入試への安心感が人気の背景だ。『週刊東洋経済』7月18日発売号では「中高一貫校 新序列」を特集。徹底取材に基づく「最新序列」や「注目の学校」、首都圏・関西・中部483校の校風&実力データなど、多様化する学校選びに役立つ情報を盛り込んでいる。
かつて中学は定員割れ、高校は公立高校を第1志望とする子の併願校だった横浜創英中学・高校。20年に同校の校長に東京・千代田区立麹町中学校の元校長工藤勇一氏が就任したことで話題となっている。同氏は、麹町中時代に定期テストや固定担任制の廃止といった改革で注目された。横浜創英でも大胆な改革を進める。
「たくましく生きていける力を身に付けさせる。将来的には海外大学にも進学し、国内大学も総合型選抜で受けるような子どもたちを育てていきたい」と工藤校長は語る。具体的には「自律、対話、創造」の力を養うことを重視している。
「中学1年生のうちに学び方を教え、自己選択、自己決定の訓練をする。必要なのは自分の頭で考え、行動すること。校則を含めた学校運営を子どもたちに渡し、自律型の学校にしていく」(工藤校長)
生徒が主体者となる学校モデルを実現したい
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