子どもが伸びる中高一貫校はどこか? 話題の学校の中から東京農業大学第一中学・高校の取り組みを紹介する。
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光合成の実験を行う生徒たち。6年間で80以上の実験を行う(撮影:梅谷秀司)
首都圏では中学受験者数が9年連続で増加、受験率も過去最高と「空前の中学受験ブーム」が起こっている。ICT対応への的確さや新大学入試への安心感が人気の背景だ。『週刊東洋経済』7月18日発売号では「中高一貫校 新序列」を特集。徹底取材に基づく「最新序列」や「注目の学校」、首都圏・関西・中部483校の校風&実力データなど、多様化する学校選びに役立つ情報を盛り込んでいる。
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『週刊東洋経済 2023年7/22特大号(中高一貫校 新序列)[雑誌]』(東洋経済新報社)書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。
水溶液に入れた葉から出る気泡を生徒たちが観察する。東京農業大学第一中学・高校の中学1年生の理科の授業の一コマだ。生徒たちは、葉が入った容器と光源の距離を変え、光の強さと光合成速度の関係について学んだ。
同校は、本物に触れ学びを深める「知耕実学」を教育理念にする。とりわけ、併設する東京農業大の実験設備を使った実習が特色だ。
中1の総合学習で取り組む稲作は、コメが育ちやすい土壌や気候について学び、田植えから収穫までを体験する。今年はコロナ禍の影響で別の場所だが、通常は同大の厚木キャンパスで行う。中2では収穫したコメの食べ比べも行う。東京農大の教授の指導の下、電子顕微鏡を使い、新米と古米の色や形、風味の違いを知る。
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