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「受験者急増」の学校も、人気の中高一貫校とは 男女別学、系列校…、独自の教育に高い評価

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人気の中高一貫校は高偏差値校だけではない。話題校の特徴を紹介する。

三輪田学園と足立学園の校舎
三輪田学園(写真右、記者撮影)や足立学園(写真左、撮影:梅谷秀司)など伝統的な男女別学校を見直す動きも

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首都圏では中学受験者数が9年連続で増加、受験率も過去最高と「空前の中学受験ブーム」が起こっている。ICT対応への的確さや新大学入試への安心感が人気の背景だ。『週刊東洋経済』7月18日発売号では「中高一貫校 新序列」を特集。徹底取材に基づく「最新序列」や「注目の学校」、首都圏・関西・中部483校の校風&実力データなど、多様化する学校選びに役立つ情報を盛り込んでいる。
『週刊東洋経済 2023年7/22特大号(中高一貫校 新序列)[雑誌]』(東洋経済新報社)書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。

中学受験者数が増加しているが、人気が集中しているのは偏差値が高い学校だけではない。学校独自の取り組みが評価されて受験者数を拡大させている学校も多い。表は2023年の入試で、受験者数が前年を上回った首都圏の主な私立中高一貫校だ。こうした学校を中心に、人気の理由や特徴を探っていきたい。

東京の共学校では日本工業大学駒場の受験者数が大きく増加した。同校は21年度に高校の工業科の募集を廃止し、普通科のみの進学校へ舵を切った。大学合格実績は右肩上がりで、23年は早慶に7人、MARCHに34人の合格者を出している。工業科があったことから3Dプリンターや専門的な工作機械など設備も充実。理系の子どもの興味を伸ばす環境も魅力だ。

同様の理由で人気が高いのが工学院大学附属だ。アイデアを形にするプロセスを重視し、3Dスキャナーや、プログラミング、映像制作などを行えるデジタル機器がそろう。

受験者が増加した学校はここだ

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