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「最新!子どもが伸びる学校⑩」奈良県立国際 23年に中学新設、真の国際人の育成目指す

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子どもが伸びる中高一貫校はどこか? 話題の学校の中から奈良県立国際中学・高校の取り組みを紹介する。

ネイティブ教員とディスカッションする生徒たち
プレゼンテーションの専門家による講義も行う(写真:奈良県立国際)

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首都圏では中学受験者数が9年連続で増加、受験率も過去最高と「空前の中学受験ブーム」が起こっている。ICT対応への的確さや新大学入試への安心感が人気の背景だ。『週刊東洋経済』7月18日発売号では「中高一貫校 新序列」を特集。徹底取材に基づく「最新序列」や「注目の学校」、首都圏・関西・中部483校の校風&実力データなど、多様化する学校選びに役立つ情報を盛り込んでいる。
『週刊東洋経済 2023年7/22特大号(中高一貫校 新序列)[雑誌]』(東洋経済新報社)書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。

多様な人々とのコミュニケーションを通じ、グローバルな視点で物事を捉える。国際社会の平和と発展に貢献できる資質・能力を持った「真の国際人」を育成する。奈良県立国際中学・高校は、こうした教育理念を掲げる。同校は20年に開校、23年度からは中学校も開設し、中高一貫校として6年間で学びを深める方針だ。

国際人を育成するために、英語の授業は言語を“使いこなす”設計になっている。ネイティブ教員が単独で指導する、ディスカッションやグループワークの時間を多く設けるなど、英語をコミュニケーションの手段として使えるようにする工夫が施される。

英語だけでは多様な人々とコミュニケーションを取れないという考えに基づき、高校1年時には中国語、韓国語、スペイン語、フランス語、ドイツ語の5言語を各8時間必修で学ぶ。各言語の文法に加え、あいさつや自己紹介の方法、言語にひも付く文化を学ぶことで、言葉を軸に国際社会への視野を広げていく。

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