有料会員限定

「最新!子どもが伸びる学校⑩」奈良県立国際 23年に中学新設、真の国際人の育成目指す

✎ 1〜 ✎ 15 ✎ 16 ✎ 17 ✎ 最新
拡大
縮小

子どもが伸びる中高一貫校はどこか? 話題の学校の中から奈良県立国際中学・高校の取り組みを紹介する。

ネイティブ教員とディスカッションする生徒たち
プレゼンテーションの専門家による講義も行う(写真:奈良県立国際)

特集「中高一貫校 新序列」の他の記事を読む

首都圏では中学受験者数が9年連続で増加、受験率も過去最高と「空前の中学受験ブーム」が起こっている。ICT対応への的確さや新大学入試への安心感が人気の背景だ。『週刊東洋経済』7月18日発売号では「中高一貫校 新序列」を特集。徹底取材に基づく「最新序列」や「注目の学校」、首都圏・関西・中部483校の校風&実力データなど、多様化する学校選びに役立つ情報を盛り込んでいる。
『週刊東洋経済 2023年7/22特大号(中高一貫校 新序列)[雑誌]』(東洋経済新報社)書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。

多様な人々とのコミュニケーションを通じ、グローバルな視点で物事を捉える。国際社会の平和と発展に貢献できる資質・能力を持った「真の国際人」を育成する。奈良県立国際中学・高校は、こうした教育理念を掲げる。同校は20年に開校、23年度からは中学校も開設し、中高一貫校として6年間で学びを深める方針だ。

国際人を育成するために、英語の授業は言語を“使いこなす”設計になっている。ネイティブ教員が単独で指導する、ディスカッションやグループワークの時間を多く設けるなど、英語をコミュニケーションの手段として使えるようにする工夫が施される。

英語だけでは多様な人々とコミュニケーションを取れないという考えに基づき、高校1年時には中国語、韓国語、スペイン語、フランス語、ドイツ語の5言語を各8時間必修で学ぶ。各言語の文法に加え、あいさつや自己紹介の方法、言語にひも付く文化を学ぶことで、言葉を軸に国際社会への視野を広げていく。

高校生国際会議に参加

関連記事
トピックボードAD
連載一覧
連載一覧はこちら
トレンドライブラリーAD
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
特集インデックス
中高一貫校 新序列
通塾開始時期や時期別の勉強内容が一目瞭然
志望校や子の性格、家庭環境を踏まえて選ぶ
自己アピールなど多様化、新大学入試を先取り
国や自治体の助成や固定費の削減策も検討を
「探究」活動支援、理工系大学の評価高まる
男女別学、系列校…、独自の教育に高い評価
「本物」に触れる学び重視、東農大との連携も
理系の学生が増加、物理など専門教員が指導
理系進学率は約50%、東大理3への合格実績も
教科横断型授業など新たな取り組みで興味刺激
共学化で校名一新、全教科で問題解決型学習
元麹町中の工藤校長就任、数学は一斉授業廃止
国際バカロレア教育で探究力、協働力育てる
探究からキャリア教育まで神戸大と連携深める
国公立へ4割が合格、企業と連携した探究学習
23年に中学新設、真の国際人の育成目指す
御三家を脅かす学校や新興校の台頭が著しい
京阪神に強い別格校の地位は安泰ではない
首都圏、関西、中部の学校の実力を総まくり
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT
有料法人プランのご案内